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Bicycle−つれづれなること

熔接

いうまでもなく,金属の結合方法の一般的なやり方がこれで,正しくは「熔接」と書くべくところだ。非鉄金属の利用が多くなっている昨今の自転車の場合,この熔接にもまた高度な技術を要するであろうことは,想像に難くない。

今の自転車に買い換えてからも,以前にはなかった熔接上の問題を経験した。

(1)ボトルケージ

一つはボトルケージである。パイプ状の本体と鈑金の座金を熔接で接合しているジュラルミン製のそれを,軽量であるために利用していた。ちょうど寒い時期だったので,ステンレス製の水筒に熱いお茶を入れていたため,本来使われるべきボトルよりは若干重かったであろう。5ヶ月近くたったある日突然それが外れてしまった。外れたところは,接合面のうち右側の中央部で,パイプ状本体の端部が接合されるのではなく単に合わせられているうちの下側の部分の,重さが特にかかる部分であった。

代わりのものを買いに近くのショップに行ったら,大小を問わず,このメーカーのものは同様の接合方法を採っていた。しかも自分のものは一番小さいものであったことから,それ以上のサイズの,より重量のかかるものではなおさら不安に思われた。また他社でそのような接合方法を採っているものはなかった。そこで,別のメーカーのものをとりあえず買って,代品交換ではなく,今後の製品の改善を願って,破損したものをメーカーに送った。

そのメーカー・箕浦の連絡先は製品のタグなどには書いていなかったので,自転車関係の本を調べて,ようやっとのことで判明した。だがその後の対応は素早く,2日後には返答があった。曰く,その破損の原因は「溶接時のクラックを検査時に見落としていたものと思われます」とのことであった。同社製品に共通する問題である可能性は認めない文面であったが,代品を2つも送ってきたところを見れば,彼らもその可能性を無視できないということであろうか。

砂漠の旅でもしない限り,ボトルケージの破損が重大な損害に至ることはないであろうから,大幅なモデルチェンジの際にでも,考えてもらえれば安心して使えるようになるだろう。

夕暮れ時の三越本店
夕暮れ時の三越本店(2001.9.5)
日本を代表するデパートの入口に並ぶ自転車は,意外と庶民的だ。
ここを生活圏内にしていることを,さりげなくアッピールしているようだ。

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