Bicycle−つれづれなることぶつかる(x)ある雨の朝;旧・愛車の最期への第一歩99年のある夏の日の朝,自転車に荷物を積んで仕事に向かっていた。雨が降っていたが傘をさすほどではなかった。これまた走り慣れているはずの明治通りの,職安通りと交差する交差点にさしかかろうとしたところ,ちょうど私の前を走っていたゴミ収集車が急停車した。しかも運悪く水たまりにさしかかったゴミ車の後輪がスリップして,車体が左,つまり路肩側に滑り,自転車の前輪がガードレールとの間に挟まれてしまった。 急ぎ運転席側のドアを叩き,運転手に事故を起こしたことを自覚させて降りてくるように促した。衝突で曲がったリムを見て「初めから曲がっていたんじゃないのか?」などとほざいていたが,結局はその分の弁償を約束した。もちろんのそのゴミ収集車を所有する会社(足立区扇にある産業廃棄物処理業者・×宮)に電話して,その念押しをしておいたことは言うまでもない。 こうした場合,通勤途上ということで先を急ごうとすると,足元を見られかねないものだ。時間・手間をいとわず,徹底的に追及するという姿勢を見せることが大切だ。今回の場合,このゴミ収集車は,産業廃棄物となる事業ゴミの収集ということで,普通の家庭ゴミの収集と違って時間に厳しい制約があったようだ。そこでこの男は時間をかけて言い訳するより,先を急ぐことを選択したといえる。 その時挟まれたのは前輪だけで,車体フレームも自分自身も,ダメージはなかったが,実はこれだけにとどまらなくなっていたのだった。 その日はそのまま走り,夜,以前にも修理を依頼したことのある西武百貨店池袋店で前輪交換を依頼した。もっともその時既に永年の酷使により後輪もフレ取りが出来ないほどにたわんでいたので,合わせて交換してもらうことにした。85年に購入し,その時既に14年が経っていたマウンテンバイクのフレームに合う部品の入手には相当苦労したと見えて,以後1月余りが経っても連絡がないままであった。 その間も調子が悪いまま乗り続けていたところ,日増しにひどくなっていき,ついにはハンドルがガタガタになってしまった。そこまで行くとこちらも我慢が出来ず,池袋西武に行った。すると,例の部品がやっと来たところだが,こうなるともう修理不能とのことだった。いうまでもなくこのまま乗り続けるのは危険であった。さすがに前後輪のオーダーのキャンセル料こそ取られなかったが,急遽新品を買わねばならなくなってしまった。 (2001.2.16) 自転車乗りの皆さん,お互い気を付けましょう,といっても限界があります。不幸にして事故に遭ってしまったら,しっかり加害者を逃がさないようにしましょう。また,事故を目撃された方にも,何らかの協力をして戴けたらと思います。ひき逃げそれ自体が犯罪だからと言うだけではありません。一つの事例からより多くの情報を引き出し,共有することで,対策になるからです。 |